栃木県日光市にある、西部開拓時代のアメリカ西部を再現したテーマパーク「ウエスタン村」は、2006年12月から長期にわたって休園中となっています。
当初の告知では「2006年12月から2007年3月まで、施設メンテナンスのために冬季休園を行う」とのことでしたが、その後2007年2月に「4月以降も休園する」と発表。
また、2007年4月には産経新聞(栃木県地方版)で「従業員を全員解雇したこと」「2006年9月に銀行融資を債権譲受したニッシン債権回収が土地建物の差押えを東京地裁に申し立てたこと」が報じられました。
実質閉園状態となっているウエスタン村ですが、当時より建物の解体は行われておらず、現在でもその姿を見ることが可能となっています。
そんな訳で、休園から約12年が経過した“廃村”もとい廃墟となっているウエスタン村の外観を見に行ってきました。
探索日:2019年02月
カメラ:Nikon D800
レンズ:SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
東武鬼怒川線沿いに現れる「マウントラッシュモア」
日光市の市街地から国道121号線を北上していくと、程なくして東武鉄道の鬼怒川線と並走する区間に入ります。
大桑~新高徳駅間を走行していると、砥川橋梁付近で東武線越しにウエスタン村のシンボルと言えるモノが姿を現します。
マウントラッシュモア。
4人の歴代大統領の姿が彫られたマウントラッシュモアのレプリカです。
当時これを作るのに27億円もの資金を費やしたと言われているウエスタン村のシンボルです。
頭の上には避雷針でしょうか。
棒状のものが伸びているのが分かります。
廃村「ウエスタン村」のエントランス
ウエスタン村の正面にやってきました。
ここにはチケット売り場とウエスタン村への入口があります。
地面から無作為に生えている枯れた雑草がウエスタンな雰囲気を高めていました。
チケット売り場
こちらがチケット売り場です。
看板の錆び具合がイイ感じに出ています。
入園口
外周・公道から見える園内の建物
柵越しに園内の建物がチラッと見えていました。
記事内の写真は全て周囲の公道から撮影しています。
同じような風景がGoogleストリートビューでもウエスタン村の雰囲気を見ることができます。