栃木県下野市に“トトロ神社”と呼ばれている神社があることはご存知でしょうか。
「星宮神社」という神社で、ビニールで作られた張りぼてのような大きなトトロが鎮座しています。こちらの神社はトトロの他にも、豊富な種類の御朱印が用意されていることなどで有名なのですが、今回ご紹介するのは星宮神社ではございません。
同じ栃木県内に、もう一か所、トトロのいる神社があるのです。
トトロの森 民草神社
日光宇都宮道路の大沢ICを降りて鬼怒川方面へ走行中、農業用の水を確保する(かんがい用水)目的で造られた大室ダムが姿を現します。
大室ダムの駐車場へ繋がるわき道を走っていると、簡易的に作られた小さな鳥居と、サツキ・メイ・トトロ・ネコバスが描かれた珍スポット的要素のある場所を発見しました。
車で横を通り過ぎてもパッと目を引くトトロのイラスト。
これを見たからには気になってしまったので、車を降りて探索してみることにしました。
鳥居には「民草神社」と書かれています。
鳥居自体の大きさも小さく、簡易的な造りになっています。
Googleストリートビューで調べたところ、2013年5月の時点では、この鳥居や奥に進む通路、トトロ達のイラストも無かったので、ここ数年の間に整備されたようです。
手作り感満載のイラスト。
親戚の子がおじさんに頼まれて書いた絵、みたいな温かみを感じます。
イラストの横には、傘をさして立っているトトロがいる手作りのお社がありました。
どんぐりもたくさんお供えしてあります。
手作りにしてはよくできたトトロだなと思い裏を見てみると、お金を入れる穴が開いていました。貯金箱だったみたいです。
さて、民草神社の本殿の方にも行ってみましょう。鳥居をくぐって林の中を進んで行きます。
少し進むと開けた場所に出ました。
右に見える建物が本殿のようです。
以前は、緑のカラーコーンが置いてあるところに立派な木造の鳥居が立っていたようですが、跡形もなく無くなっていました。老朽化で撤去したのでしょうか。
敷地の傍らには、畑で採れた農産物などを保管するための「サイロ」が建っていました。多分、もう使われていないものなのでしょう。
サイロの真ん中に、トトロ、サツキ、メイの絵が貼り付けられています。どういった意図があるのかは不明ですが、色々な意味でイイですね。特に、サツキとメイの表情が(笑)
サイロがあるところから見た民草神社の全景です。本殿の向かい側には平屋が建っていますが、こちらには社務所と書かれていました。
この民草神社がある土地柄や神社の造りから察するに公な神社という訳ではなく、個人が所有している神社だと思われます。それ故に、トトロの装飾ができるのではないでしょうか。
トトロの装飾もここ数年の間に行われたようで、過去に民草神社を訪れている方のブログ等を拝見しても2013年頃にはトトロの装飾はありませんでした。
何故トトロなのかは分かりませんでしたが、近くを通りかかった際には訪れてみるのもいいかもしれません。
【交通アクセス】民草神社の行き方
電車・バスを利用した民草神社までの行き方をご紹介いたします。
(最寄駅からのバスについての最新情報はバスの公式サイトでご確認ください。)
JR日光線今市駅から「関東自動車バス」を利用して約40分。
1.今市駅から徒歩で「下今市バス停」まで移動(約7分)。
2.「下今市バス停」から「大室十文字バス停」まで乗車。
3.「大室十文字バス停」から徒歩で約11分。
- 【 名称 】民草神社
- 【 住所 】栃木県日光市大室2023-4(地図で見る)
- 【🅿駐車場】大室ダムの駐車場が利用可能