東京都の奥多摩には関東最大級の洞窟が存在します。
東京都の天然記念物に指定されており、“日本観光鍾乳洞協会”が定める鍾乳洞のうちの1つ「日原鍾乳洞」です。
日原地区については以前、奥多摩工業のトロッコ関係のものをご紹介いたしましたが、今回は日原の一番奥にある鍾乳洞についてご紹介いたします。


関東最大級「日原鍾乳洞」
日原鍾乳洞は日原のメイン観光スポットです。洞窟内の温度は年間を通じて約11℃に保たれており、夏場は涼しくて冬場は暖かい鍾乳洞となっています。
JR青梅線の奥多摩駅から車で約20分、都道204号線「日原街道」の終点に行き着くと同時に日原鍾乳洞の入口に到着します。
駐車場に車を停めて、いざ出撃!
日原鍾乳洞へ潜入する
まずは、チケット売り場で入場料をお支払い。大人は700円です。
こちらが鍾乳洞の入口です。さっそく中へ入ってみます。
日原鍾乳洞は総延長が1270mと長く、高低差も134mある巨大な洞窟です。巨大ダンジョンの様な造りになっているので入口で忘れずにマップを貰いましょう。
入口から暫くは平坦な道が続きます。
所々に石や岩の名前が書かれた看板が設置されています。
香炉岩という名前から洞窟内を歩いていると何やら甘い匂いが漂ってきました。
「匂いのする岩とは面白い岩だ」と思っていると、同行者の一人であるハシケン氏(@hashimoto_maki)の口がモグモグと動いているではありませんか。
そう、甘い匂いの正体は彼が食べていた“グミ”の匂いだったのです。
「岩の匂いじゃなかった!」
これにはさすがに笑ってしまいました。
インスタ映え、日原鍾乳洞のメインスポット
そんな茶番がありつつ洞窟内を進んでいくと、地下へ繋がる階段が見えてきました。
そして、その階段を降りてみると…。
これぞインスタ映え。
洞窟内がライトアップされた日原鍾乳洞のメインスポットに到着しました。
一定時間ごとに洞窟内がカラフルなカラーにライトアップ。
神秘的な空間が目の前に広がっています。
こんな素敵な場所、RPGゲームならこの辺りでクエストが発生するはず。
ちょっと階段を上ってみましょう。
お、クエスト発生か!?
長い階段を上った先には「縁結び観音」がありました。
ちなみにこの場所には「死出の山」という名前が付けられています。
今回は平日の午後に訪れたため空いていました。休日は混雑するそうなので、時間帯によってはこの場所で人が写っていない写真を撮るのは難しいかもしれません。
冒険家気分が味わえる日原鍾乳洞の新洞
今までご紹介した洞窟の他に、同じ洞窟内に昭和37年に新たに発見された洞窟があります。
こちらの洞窟は先ほどの洞窟に比べ高低差が激しく、階段の上り下りがキツくなっています。気をつけないと頭をぶつけそうな狭い場所もあるため、冒険家気分を味わいたい大人向けスポットです。
こちらに掲載した階段はまだ序の口です。三脚を立てて写真を撮る余裕がないような場所もたくさんありました。
旧洞とはまた違った臨場感や楽しさがあふれる新洞もオススメです。
インスタ映えしたい方も、冒険家になりたい方も、ぜひ日原鍾乳洞へ足を運んでみてはいかがでしょうか。これからの暑い夏にも涼しい鍾乳洞がオススメです。
【交通アクセス】日原鍾乳洞への行き方
- 名称:日原鍾乳洞
- 住所:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052(地図で見る)
- 営業時間:
4月~11月:8時00分~17時00分
12月~3月:8時30分~16時30分
※年末年始は休業 - 入場料金:大人700円、中学生500円、小学生400円
※こちらの割引クーポン券を利用すると100円引き(要印刷) - 駐車場:
平日:無料
土日祝日・ゴールデンウィーク・8月(混雑時等交通整理員配置時):3時間500円 - 公式サイト:日原鍾乳洞公式サイト