廃墟探索に行くときの持ち物って何だろう?という方に向けて
廃墟探索の経験がある筆者が『これは必ず持って行くべきアイテムだ!』と思ったものを経験談とともにご紹介いたします。
それと同時に、廃墟探索を行う時の服装や注意点についてもお伝えいたしますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
というわけで、早速ですが「必須アイテム」と「廃墟探索時の服装」を単刀直入にお伝えします!
- 服装は「長袖・長ズボン・スニーカー」。サンダル・ヒールは絶対にNG!
- マスク・手袋・懐中電灯は必ず持って行くこと!
この2つは必ず行うべきで、大げさに言うと命綱の役割を果たします。
筆者が自分の身の安全を守るためにこれだけは絶対に装備して持って行くというアイテムです。なぜ、これらが必要なのかその理由・重要性について以下で詳しくご紹介いたします。
廃墟探索を行う時の服装について
「廃墟にはどんな洋服を着ていけばいいの?」という方へ、廃墟を安全に楽しむための服装についてご紹介いたします。
廃墟探索で重要なのは 肌の露出を最低限に抑えること です。
- ガラスや釘を踏んでも大丈夫ですか?
- 毒をもった植物に触れても大丈夫ですか?
- 虫に刺されやすい格好ではありませんか?
万が一のために、廃墟探索に適した服装を考えましょう。
廃墟探索の必須の服装:長袖、長ズボン、スニーカー(登山靴)
服装は長袖&長ズボン&スニーカー(登山靴)が基本です。
夏場は半袖になりがちですが、半袖ゆえにガラス・釘・木片で怪我をしてしまうことや蚊・虻・ダニなどの虫に刺されてしまうことが想定できます。また、同じ理由で半ズボンやスカートも好ましくありません。
半袖の上からYシャツを着るのでも、ウインドブレーカーを着るのでも構いません。必ず長袖・長ズボンで探索を行いましょう。一番の理想は作業着です。
靴については、スニーカー等の動きやすい靴を履きましょう。(靴底がしっかりしている登山靴や安全靴ならよりグッド!)床には色々なものが散乱しています。夏場に履きがちなサンダルは絶対にNGです。
廃墟探索を行う時の必須アイテムについて
私が廃墟に行くときに必ず持って行くアイテムをご紹介いたします。怪我や病気を防ぐためのアイテムがほとんどです。
廃墟探索の必須アイテム①:マスク
廃墟内は「ホコリ」や「カビ」が充満しています。
特に管理されなくなった室内は、日が当たらない上に風通しが悪いので、常に湿度が高くカビ臭いことが多いです。
カビを吸い込んでしまうと、アレルギー反応を起こしたり、病気にかかってしまいます。特に、肺や気管支に重篤な症状をもたらす「アスペルギルス症」にかかると呼吸困難に陥り最悪の場合、死につながります。
吸い込みを防止するためにマスクは必ず持っていきましょう。
持ち運びには、1枚ずつ個包装になっているモノがオススメです。常に2~3枚程度、探索用のカバンに入れて持ち歩いています。
廃墟探索の必須アイテム②:手袋
ガラス、錆びた釘、錆びた鉄、尖った材木を素手で触りたいですか?という話です。手袋をつけましょう。
どんな手袋がいいか分からない方は、とりあえず100円ショップの軍手でOK!
経験を重ねるうちにどんな手袋がいいのかが分かってくると思います。
写真やビデオを撮影する方は軍手だとボタンが押しづらいので、柔らかめの皮手袋もオススメです。軍手より値段は張りますが、色々な場所に行く予定がある方は新たに購入してもいいと思います。
廃墟探索の必須アイテム③:懐中電灯
廃墟には電気が通っていません。電気も付きません。昼間でも真っ暗な場所があります。
- 一般的な明るさの懐中電灯(スマホのライト機能でも化)
- 自転車用ライト等の明るい懐中電灯
以上の2点を用意しておきましょう。
(光源が強すぎると人目に付きやすくなるため)廃墟内では基本的に「一般的な明るさの懐中電灯」を使用します。明るい懐中電灯は、ピンポイントや非常時に使用する予備として持っています。
廃墟探索を行う時の便利アイテムについて
必須アイテムではなけれど、あればより一層安全に探索できるアイテムのご紹介です。
廃墟探索の便利アイテム①:踏み抜き防止インソール(中敷き)
釘やガラスが靴を貫通して足裏に刺さるのを回避することができる、鉄板・ステンレス製の中敷きです。
普段履いている靴の中に仕込んでおくことで大怪我の可能性を最小限に留めてくれます。工事現場などで履かれている安全靴と同じような性能を持っています。
安全靴を買うとそれなりの値段が掛かりますが、踏み抜き防止インソールなら1000円前後で販売されているので、1組持っておくといいでしょう。
廃墟には「ガラス」や「錆びた釘」など、地面に散乱していることがよくあります。誤って踏んでしまうと足に刺さり、傷口から入り込んだ細菌によって炎症を引き起こす可能性が十分に考えられます。
廃集落においても、家屋の周辺には錆びた農具や釘などが散乱しています。以前、秩父の栗山集落に訪れた際、家屋の前に落ちていた錆び付いた釘のようなもので足首を切ってしまい、しばらく痛みが治まりませんでした。
この一件があり、廃墟探索では「踏み抜き防止インソール」を使用することにしています。
踏み抜き防止インソールを使用する時のポイントは中敷きを2重にすることです。踏み抜き防止インソールは硬いため、その上にもう一枚柔らかい中敷きを敷いてから使うと足の負担が軽減します。
廃墟探索の便利アイテム②:虫よけスプレー
言わずもがな「虫よけスプレー」はあったほうがいいです。
特に夏場は蚊やアブなどがたくさんいる虫地獄です。汗で効力が弱くなってしまうこともあるので、廃墟に行く前にスプレーするだけでなく、常に持ち歩いたほうがいいです。
その他、筆者が廃墟探索に持って行くアイテム
カバンに入れているアイテム
ポケットティッシュ、ウエットティッシュ、タオル、絆創膏、頭痛薬、メモ帳、ボールペン、飲み物、折り畳み傘、雨具、無線機、モバイルバッテリー。
車の中に入れているアイテム
着替え一式、靴、長傘、タオル。
まとめ:自分の身は自分で守る
廃墟と言う場所柄ゆえに訪問する時には事前にそれなりの準備が必要です。万全の対策で、怪我なく、無事に帰りましょう。
『自分の身は自分で守る』