埼玉県毛呂山町にある、農業用水用のダム「鎌北湖」。
2019年10月から2021年7月までの予定で、耐震工事が行われています。このため、工事期間中は湖の水が全部抜かれた状態となっていて、湖の水が空っぽになるのは22年ぶりとのこと。
そんな鎌北湖の様子を見に行ってきましたのでご紹介いたします。
探索日:2021年03月
水が無い!耐震工事中の鎌北湖
鎌北湖は2013年に行った調査の結果、堤体の耐震性が基準値を下回っていることが確認されたため、2019年10月から2021年7月まで期間で堤体の耐震工事が行われました。
(当初の工事期間は2021年3月までの予定でしたが7月までに延長されています)
- 平成30年度(2018年度) 工事のための測量、設計
- 平成31年度(2019年度) 堤体工事開始、2019年10月から鎌北湖の水抜き開始
- 令和 3年度(2021年度) 堤体工事終了、2021年4月から鎌北湖の貯水開始
(※この記事を執筆している4月10日の時点では、まだ貯水は開始されていません)
2019年10月からダムの水抜き準備が始まり、本格的な工事が始まりました。
今回訪れたのは、工事が完了した2021年3月末日。ちょうど桜が見頃を迎えている時期だったので、桜と水の無い鎌北湖の姿を写真に収めるべく出かけました。
ダムの天端には満開の桜が咲き誇っていました。
東京都心の桜が満開を迎えてから約1週間後に満開を迎えました。
水が無くなった鎌北湖は、どこか別の場所に思うほど新鮮な感覚でした。
普段の鎌北湖の様子と比べてみても、水があるのと無いのでは全然風景が違って見えますね。
鎌北湖の真ん中にはホテルの廃墟が鎮座しています。
シンボル的な存在になりつつあるのですが、水が無いときに見ると廃墟感がマシマシで凄い雰囲気です。
普段は半分以上が水の中に浸かっている用水管理棟も全体が見られることはとても貴重な光景です。今までに色々なダムに訪れていますが、この様な管理棟全体を見たのは初めてです。
鎌北湖って意外と深かったんですね…!
比較:水が “ある” “ない” 鎌北湖
「水がある鎌北湖」と「水が無い鎌北湖」を比べてみましょう。
鎌北湖の普段の風景を記録した記事も公開していますので、あわせてご覧ください。
水が無くなり廃墟感が増した廃ホテル
鎌北湖の水が無くなったことによって、湖畔にある廃墟のホテルが素晴らしくいい雰囲気を醸し出してくれています。
ノスタルジックな感じがとてもいい感じ。
この景色メッチャ好き!!!
【交通アクセス】鎌北湖の行き方
電車・バスを利用した鎌北湖までの行き方をご紹介いたします。
(最寄駅からのバスについての最新情報は毛呂山町もろバスの公式サイトでご確認ください。)
JR八高線毛呂駅から「毛呂山町もろバス」で約15分。
1.「毛呂駅」から「毛呂駅教育センターバス停」まで徒歩で移動(約200メートル)。
2.「毛呂駅教育センターバス停」から「鎌北湖」まで乗車。
※バスの運行日は、月~金曜日と、第一・第三土曜日(祝日を除く)
施設情報
- 【 名称 】鎌北湖
- 【 住所 】埼玉県入間郡毛呂山町大字宿谷356-7(地図で見る)
- 【 駐車場 】無料駐車場あり
- 【公式サイト】鎌北湖 – 毛呂山町公式サイト