誰も通らない、強いて言えば工事業者が通るくらいの交通量しかない山奥に眠る廃集落。
時折キーキーと動物の鳴き声が聞こえてくる。
残留物が多く残り、自然と当時の様子が見えてきました。
廃集落
道路からすぐの場所にある廃集落。
交通量はほぼ皆無です。
外にかかっている温度計を発見。
今日の気温は何度かな?
草の中に埋もれる洗濯機。
よく見るとトヨタ製の洗濯機でした。
トヨタが洗濯機を作っていたことがあったとは驚きました。
玄関から失礼。
すぐ目の前には台所がありました。
家電も食器もそのまま残っています。
木造家屋の立派なお宅。
こういう雰囲気、大好きです。
外に放置されたブラウン管テレビ。
デザインからして相当昔のテレビなのでしょう。
住宅前に置かれた自転車。
室内には足踏みミシン(台のみ)がありました。
反対側に周って玄関から。
これぞ昭和のリビング、といった具合に家具が配置されていました。
郷土館などの展示で配置されているような感じですね。
玄関の片隅に置かれていた鍵。
サビ具合とクモの巣が時間の経過を物語っています。
家の廊下から見えているのはミシン台。
こちらは台だけではなくミシンも残っていました。
いい感じに錆びていた洗濯機。
洗濯機の足元には「アサヒ靴」と書かれたホーロー看板。
ビール瓶と招き猫が置かれたリビング。
このプレート、前回訪れた茶平集落でも見かけました。
こちらの廃屋は一部が崩落しかけています。
よい町は私の小さな奉仕から。
こちらは玄関に何か置いてありますね。
「2000年、シドニーがやってくる。」
シドニーオリンピックのチラシでした。
あれから17年、時が経つのは早いものですね…。
こちらの集落には立派な物件が多く残っています。
続いての物件も立派なもの。
手前の廃屋は支柱が支えきれなくなったのか、倒壊して崖下に落ちていました。
この廃屋の横もすぐ崖になっていて、よく見ると玄関が浮いています。
崩れてしまうのも時間の問題でしょうか。
玄関から。
こちらも残留品が多く残っています。
女性が彫られた何か。
「開局記念 秩父テレビ中継局」と書かれた温度計。
探索当日は小雨がぱらつく天気で肌寒く感じました。
正確なのかは分かりませんが温度計は 15℃ を示しています。
こちらは荒れていました。
動物の糞が落ちていたので、動物の住処にでもなっているようです。
苔の生えた三輪車を発見。
これは、あれですか。
ここから喋ると別の出口の前にいる人と会話ができるあれですか。
見てください、この開放的なボットントイレ。
サッポロビールの瓶。
集落内にはいろいろな瓶が転がっていました。
家のそばにあった祠。
この集落を最後まで見守っていたことでしょう。
集落はこんな山の中にひっそりと佇んでいます。
どこからともなく聞こえてくる動物の鳴き声。
廃集落の探索に来ると毎回必ず猿を見かけます。