2022年5月22日(日)から24日(火)までの日程でアメリカのバイデン大統領の来日が予定されており、VC-25A「エアフォース・ワン」が横田基地もしくは羽田空港に飛来することが想定されていました。
来日初日にあたる22日には、5月21-22日の2日間、横田基地では3年ぶりとなる「日米友好祭 横田基地 フレンドシップフェスティバル」が開催される予定。
これにより、一般客が大勢いる横田基地には警備上の問題からVC-25Aは飛来しないのではないか?と予想されていたのですが、、、。
え?羽田じゃなくて横田に来るの!?マジで!?
エアフォースワンの飛来日が近づくにつれて公開されていく、交通規制や警備情報、VIPミッションNOTAM、大統領公式スケージュール。噂話はいつの日か確定情報に変わりました。
日米友好祭 横田基地 フレンドシップフェスティバル 2022
そんな訳で、やってきましたアメリカ!
歩いて入国 pic.twitter.com/WFKap2ACDT
— はうやし / hauyashi (@hauyashi) May 22, 2022
3年ぶりの開催とあって初日はめちゃくちゃ混んでいたのと、列形成が滅茶苦茶で3時間待ちは当たり前みたいな感じになっていたらしいので、開門1時間前に到着するように家を出たのですが、、、。
え?すんなり入れたよ?
開門時間が40分ほど早まったようで、9時過ぎに入れました!
F-16が離陸する10時までに入れればいいかな、と思っていたので嬉しい誤算。
日米友好祭は航空祭ではないため、たくさんの機体が展示飛行を行うことはないのですが、ちょこっとだけ展示飛行を行う機体もあります。
会場内を色々見学しつつ、エアフォース・ワンの飛来を待ちます。
バイデン大統領来日に伴う外来機
大統領が来日するにあたり、関連する航空機が多数飛来しました。
報道関係者が搭乗するチャーター機 B787-8
エアフォース・ワンの飛来時刻が進む中、午後一番に韓国からのチャーター機が到着しました。このチャーター機は報道関係者が搭乗しています。
今までに横田基地にB787が飛来したことはなく、今回の飛来が初飛来となりました。
在韓 アメリカ陸軍 CH-47F
大統領来日の数日前より、横田基地には既に在韓アメリカ陸軍所属のCH-47Fが複数機待機していました。
大統領到着準備のため会場内を行ったり来たりするCH-47F。移動するだけなのに『そんなに角度つけるの!?』という素晴らしい飛び方でギャラリーを沸かしていました。
時刻は16時を過ぎ大統領が到着する1時間前になると、CH-47Fが基地内の移動を開始しました。
CH-47Fが目の前を続々と通過する光景に大興奮!
今回の友好祭とは全く関係なく飛んでいるのに、航空祭に来たみたいで楽しい!
本当に飛んできた!VC-25A “エアフォース・ワン” 飛来
エアフォースワンの飛来予定時刻は17時00分ジャスト。
到着時刻が着々と迫る中、無線から聴こえてくる『Air Force One』のコールサイン。
本当に来るんだ…!
会場内がざわつき始め、そして見えてきた、青色の4発機。
VC-25A (82-8000)
こんな間近で、しかも基地内からVC-25Aを撮影できる日が来るとは思ってもみませんでした。
お祭り中に大統領搭乗機を降ろすなんて凄すぎます。
横田基地の外では警察官が等間隔に並んで警備をしていて、フェンスにさえ近づくこともできないのに、基地の中に入ってしまえば、滑走路をロープ1本で仕切られた場所から撮影できてしまう、、、。
どんなジョークだよ、これがアメリカンジョークなのか?
VC-25Aが着陸をすると会場内では拍手が沸き起こっていました。横田基地に飛来するのは2017年11月以来、約5年ぶりです。
大統領はVH-3D「マリーン・ワン」に乗り換えて六本木へ。
CH-47Fも六本木へ向けて離陸していきました。
C-32A (09-0016)
VC-25Aの着陸から約30分後、随行機(予備機)のC-32Aも降りてきました。
前回は予備機もVC-25Aでしたが、今回はC-32A。基本的にはこれが普通なので、前回がたまたま運がよかっただけのようです。
ちなみに予備機のコールサインは「SAM」です。
「エアフォース・ツー」じゃないから気を付けてね!
(エアフォース・ツーは副大統領搭乗時のコールサイン)
C-17 (00-0158)
C-32Aに続いて、C-17も降りてきました。
尾翼にはオオカミのイラストが描かれているカッコイイ機体です。
エアフォース・ワン離陸の日!富士山コラボを求めて
日付が変わりまして24日(火)、大統領が日本を離れる日。
未だ撮影したことがない富士山絡み狙いで横田基地近くの丘へ行きました。
VH-3D “マリーン・ワン”
18時00分頃、六本木からVH-3Dが飛来。
横田名物のドン・キホーテを背景に大統領搭乗のマリーン・ワンが降りてきました。
VH-3Dは老朽化に伴い置き換えが決定しており、今回が最後飛来になった可能性があります。
富士山とVC-25A
VC-25Aの離陸予定時刻は18時10分。
予定時刻から若干遅れて、VC-25Aがタキシングを開始しました。
先ほどまでは見えていなかった富士山が薄っすらと姿を現し、VC-25Aとのコラボが撮影できました。
こちらのVC-25Aも別の機種へ置き換えが決定しているため、この機体が日本でみられるのも片手で数えられる程度でしょうか。
機会があれば次回は、飛んでいるシーンで富士山と絡めて撮影できればと思います。