雨の日の撮影で一番厄介なのが水濡れです。人間が濡れる分には構わないのですが、カメラ機材を濡らすわけにはいきません。
世の中にはカメラ用の立派なレインカバーもありますが、雨の日の撮影は滅多にしないからそこまで立派なものはいらない、使い捨てできる程度のもので代用したい、という方もいるでしょう。
そこで今回は、手軽に真似できるカメラ機材の水濡れ雨の日対策についてご紹介いたします。
シャワーキャップを使う方法だよ!
自作!?「シャワーキャップ」がカメラ用レインカバーに早変わり
今回ご紹介するのは、私も雨の日の撮影で実際に使っている方法で、ホテル等で貰えるアメニティグッズの中にもある「シャワーキャップ」を「レインカバー」として代用する方法です。
シャワーキャップは、ダイソーやキャンドゥ等の100円ショップ・100均でも販売されています。簡単に手に入れることができるので、旅先での急な雨天でも直ぐに用意できるのがメリットです。
また、シャワーキャップを使った後は、自然乾燥させることである程度繰り返し使うことができるので、コスパが最強なんです。
市販品のカメラレインカバーは2000円程度~で販売されています。
三脚に傘を取り付けられるアタッチメント(アンブレラクランプ)もありますが、三脚が無いと使えないのと、毎回カバンに入れて持ち運ぶのはかさ張るので大変です。
カメラに被せるシャワーキャップの使い方
シャワーキャップの使い方はとーーーーっても簡単です!
ただ単に、シャワーキャップをカメラに被せるだけ!
はい、レインカバーの出来上がり!
シャワーキャップなので伸縮性があり、超望遠レンズでなければシャワーキャップを被せたままズームしても問題ありません!
ただし、広角で撮影する場合は、シャワーキャップが画角内に写りこんでしまうので、写真のようにマスキングテープやプロカメラマン御用達のパーマセルテープでフードに貼り付けた状態で使います。
また、アメニティグッズにあるヘアゴムを使ってシャワーキャップを止める方法もあります。
両方併用してもいいですし、片方だけでも、撮影がしやすい方法で試してみてください。
感想レビュー:さらに使いやすくするために…
実際に使ってみて感じたことですが
- シャワーキャップ越しに覗くファインダーが見づらい(少し)
- 水滴が点くと、さらに見づらくなる
という点です。
これを改善するために、シャワーキャップにファインダー用の穴を開けておくのも良いです。
使う時は、シャワーキャップに開けた穴とファインダーの位置をあわせて、シャワーキャップの上から接眼目当て(アイカップやアイピース)を装着すれば、ビニールのズレを防げます。
シャワーキャップに開けた穴の周りを油性ペンで囲っておくと、穴の位置が一目で分かるので使う時にアタフタしなくて済みますね
まとめ:シャワーキャップめっちゃ便利です
簡易的なレインカバーですが、十分に防水性があるシャワーキャップはとても重宝しています。市販品のレインカバーと比べてコンパクトでかさ張らないので、カバンに入れっぱなしでも邪魔になりません。
私は普段から、小物類と一緒にポーチに入れた上でカメラバッグに入れっぱなしにしています。
初めから雨の中でガッツリ撮影する予定を除いて、不意に雨に降られてしまった時や、雨の中で短時間で撮影をする時は、レインカバーはシャワーキャップで十分だと感じています。
シャワーキャップをレインカバーとして使う方法はメジャーな方法ですので、大切な撮影機材を守るために是非一度試してみてください。
ホテル等に宿泊した時は忘れずにシャワーキャップを貰って帰ろう!