今回の記事では、大切な撮影機材であるカメラやレンズに関するメンテナンス方法についてご紹介したいと思います。
あなたの大事な大事なカメラは、ちゃんとお手入れしていますか?
- 1年中、カバンに入れっぱなしじゃないですか?
- カメラ本体、拭き掃除したことありますか?
- レンズの表面、拭いたことありますか?
- カメラ&レンズ、白カビ対策してますか?
手入れしたこと無い、なんて言わないですよね?
カメラは繊細な道具です。
手入れをしないと故障やトラブルの原因になりますよ。
この記事に出会ったのも何かの縁、あなたの大切な撮影機材をメンテナンスしてあげましょう!
湿度・カビ対策について
カメラの手入れの中で一番気を付けなくてはいけないのが「カビ」です。
湿度が高い場所にカメラやレンズを置いておくと、白カビが付着することやレンズ表面が曇ってしまうことがあります。
一度、白カビ・曇りが発生すると、それを除去するのはほぼ不可能になります。メーカーへ修理を出せば高額な費用が発生、下手すれば新たな機材を購入する方が安く済む場合もあります。
カビが発生する原因
カビが発生する原因は、湿度が高いという点が一番に挙げられます。
雨の日の撮影、梅雨~夏~秋のジメジメした季節は、特に注意しなくてはいけません。
多少の誤差はありますがカメラ機材の適切な湿度は35%~50%の間に抑えるのがベストと言われています。
通常、湿度が60%以上になるとカビ菌が活発になり、80%を越えると非常に危険な状態となります。また、気温にも影響があり、気温20℃~30℃くらいがカビ菌が最も繁殖しやすくなります。
では、どのようにしてカビから機材を守ればいいのでしょうか。
カビ対策には「防湿庫」「ドライボックス」が有効!
そんなカビ菌から大切なカメラ機材を守るためには、湿度を一定に保つための「防湿庫」「ドライボックス」を使用します。
人為的に湿度を下げて、その中でカメラを保管しておきましょう、ということです。
- 防湿庫:電源に繋いで湿度を機械的に制御するタイプの保管庫
(価格:1万円~) - ドライボックス:密閉容器に乾燥剤を入れて湿度を保つタイプの簡易的保管箱
(価格:1千円~)
どちらを利用するかは人それぞれ。
湿度を保つという意味ではどちらも機能面は一緒です。
防湿庫は高価なので、私はドライボックスを使っています
カビについて考えたことがなかった方は、一度でいいので以下の関連記事に目を通してみてください。ドライボックスの使い方について説明しています。
エラーを回避する電子接点の清掃について
カメラやレンズを長期間使っていると「エラー表示」が出てシャッターが切れなくなるという現象に遭遇することがあります。
一眼カメラを使っている大抵の人は、広角や望遠といった画角に合わせてカメラ本体からレンズを付け替えて撮影していると思います。
カメラとレンズには、シャッタースピードやF値など撮影に必要な情報(信号)を送るための電子接点というものが付いているのですが、レンズ交換をたくさん行うと電子接点に汚れが付着していきます。
この電子接点に汚れが付着すると、カメラとレンズ間の信号が送れなくなるため、エラー表示が出てシャッターが切れなくなります。
接点復活剤(接点改善剤)でエラー表示を解消
この電子接点も定期的に清掃する必要があります。
接点復活剤という600円程度で販売されているメンテナンス用品を使ってお手入れをすることで、万が一エラー表示が出ても解消することができます。
以前、頻繁にエラー表示が出る現象に遭遇しましたが、接点復活剤で無事にエラー表示を解消することができました。
エラーが解消できた時のことと、電子接点のメンテナンスについて以下の関連記事にてご紹介していますので、今後のために目を通してみてください。