2018年11月3日に航空自衛隊入間基地にて『入間航空祭』が開催されました。
こちらの記事では、入間航空祭に参加した司令部支援飛行隊の「T-4練習機」について、予行練習の風景と、航空祭当日の模様をあわせてご紹介いたします。
また、T-4の入間基地創設60周年記念塗装機についてもご紹介いたします。
入間基地創設60周年記念 ロービジ塗装のT-4 登場
航空自衛隊「入間基地」は今年・2018年に基地創設60周年を迎えます。
この60周年を記念して、入間基地所属のC-1輸送機に歌舞伎の記念塗装が登場したことが話題になり、ご存知の方も多いと思います。
C-1の歌舞伎塗装についてご存じない方はこちらの記事をご覧ください。
2018年10月中旬、そんなC-1の記念塗装に続き、入間基地所属のT-4練習機にも60周年記念塗装のT-4が1機登場しました。
入間基地60周年記念塗装 ロービジ塗装 T-4
C-1の歌舞伎塗装に比べて特別塗装のド派手さはまったくありませんが、こちらが入間基地創設60周年を記念したロービジ塗装のT-4(36-5706)です。
ロービジ塗装とは、低視認性塗装・目立たない塗装のことを示します。
対義語として「ハイビジ塗装」もあり、高視認性塗装・目立つ派手な塗装のことを示します。
T-4の通常カラーは翼の先端がオレンジ色に塗られていますが、記念塗装はグレーに塗られています。また、尾翼の所属マークもオレンジや黄色からモノクロに変更されました。
尾翼の所属マークは、2016年初期まで使用されていた大きいものが採用されています。
こちらが2016年初期までのT-4の姿。機番36-5708の上に描かれている所属マークが大きいものから、現在は小さいものに変更されています。(現在の小さいマークについては、以下の写真でご確認ください。)
2018年10月31日 T-4×7機 入間航空祭・予行練習
ここからは、入間航空祭に伴う予行練習風景をご紹介いたします。入間基地のT-4の展示飛行は全7機で行います。
この日は、予行練習を7機通しで行う初日。
予定時刻になり、ランディングを開始したT-4を見て歓喜。
今年は、入間基地に1機だけいる紅白塗装(通称:レッドドルフィン)が先頭で姿を現しました。7機の大迫力ランディングを真正面で確保!
レッドドルフィンが先頭でやってくるシーンは今回初めて撮影することができました。
この日はどういう訳かランディングを2回行った(エプロン→誘導路→滑走路→W5→誘導路→滑走路→離陸の順)ため、正面と横からの2回ランディングを撮影することができました。
こちらが入間基地に1機だけいるレットドルフィン(16-5797)。今年2018年にやってきた機体です。数年前にもレットドルフィンが1機いましたが、それとはまた別の機体です。
3回やり直しを行っていました。それぞれの写真の後方4機の位置を見ていただければ分かると思いますが、位置の確認をしていたようです。
2018年11月2日 T-4×7機 入間航空祭・予行練習
入間航空祭前日の予行風景です。
後で気が付いたのですが、1回目と2回目でレットドルフィンの立ち位置が変わっています。
2018年11月3日 T-4×7機 入間航空祭・当日
入間航空祭当日の展示飛行の模様です。入間基地内エプロン、管制塔のやや左側から撮影しています。
毎年11月3日は晴れの特異日と言われており、今年の入間航空祭も快晴で申し分ないロケーションの中開催されました。
予行でやり直しを行っていたこちらの科目、なにかと思えば、少し早いクリスマスツリーだそうです。
T-4のロービジ塗装機については、オープニングフライトの天候視察で1度飛んだのみで、その後は、エプロンにて地上展示されていました。
入間航空祭2018 関連記事
▲C-1輸送機に関する入間航空祭予行&当日の様子をご紹介しております。