野外で写真を撮影する時に一番重要なのが太陽の光線状態です。
いろいろな場所で撮影をしていると、順光で撮影すればキレイに撮影できる場所なのに、いざ行ってみたら逆光の時間だった!なんてことが数えきれないほど出てきます。
よく行く場所ならある程度の光線状態は覚えているものですが、初めて訪れる場所では実際に行ってみないと分かりません。
撮影したい場所や被写体が
- 順光になる時間は何時なのか?
- 逆光になる時間は何時なのか?
- そもそも順光で撮影できるのか、できないのか?
事前に把握することができれば、撮影スケジュールも立てやすく嬉しいですよね。
今回は、そんな悩みを解消してくれる便利なスマホ用Androidアプリを紹介したいと思います。
順光?逆光? Androidアプリ「Sun Position Map」
今回ご紹介するアプリは、Androidユーザー向けアプリ「Sun Position Map」です。
アプリに表示された地図上に、指定した時間の太陽位置を表示してくれます。
- 右に伸びている赤い線:日の出の時間(日の出時の太陽の位置)
- 左に伸びている赤い線:日の入の時間(日の入り時の太陽の位置)
- 赤線の間の黄色の線:指定時刻の太陽の位置(光線状態)
時刻の指定は、下部にある緑入りの線を左右に動かすことで指定することができます。
下部にある時計アイコンを押すと、時刻と日付の指定切り替えができます。
順光時間帯を調べる方法
実際にアプリを使って、順光時間帯を調べる方法をご紹介します。
東京駅の順光時間帯を調べてみた
以下に掲載した画像は、東京駅を中心とした日付・時間が異なる3枚のアプリ画面です。
東京駅の駅舎を西側(左側)から撮影する場合、順光で撮影できる時間帯を調べてみます。
- 8月11日 10時28分 の太陽の位置
太陽の位置は、東京駅の東側(右側)にあることが分かります。 - 8月11日 15時12分 の太陽の位置
太陽の位置は、東京駅の西側(左側)にあることが分かります。 - 10月9日 15時12分 の太陽の位置
太陽の位置は、東京駅の西側(左側)にあることが分かります。
8月11日と比べて、赤い線の角度が異なっていることが分かります。これは冬場のため、日照時間が短いことを表しています。
以上のことから…
東京駅の駅舎を西側(左側)から撮影する場合、午前は逆光、午後が順光になることがアプリから確認することができました。
また、冬場は、駅舎の真正面には太陽は周らず、15時過ぎになると太陽の位置も低くなり、他の建物の影になってしまうことが予測できます。
地図・航空写真の切り替えが可能
アプリに表示される地図は、航空写真に切り替えることが可能です。
その他の機能:月と星座の位置もわかる
このアプリには、太陽の位置が分かる以外の機能も備わっています。
月の位置と見える星座が分かる
青色の線で示されているのは月の位置です。
太陽同様、日付と時間を指定すれば、その時の月の位置を事前に調べることができます。
また、夜空に見える星座の位置も同様に表示することができます。
まとめ:順光・逆光以外にも月や星座の位置もわかる
- 太陽の位置が分かる(順光・逆光が分かる)
- 月の位置が分かる
- 星座の位置が分かる
- 地図・航空写真の切り替えができる
- 無料かつ広告も表示されない
いずれの機能も、表示・非表示が選択できるので、自分が必要なものだけ画面上に表示することができます。
実際にご自身で触ってみて使いやすさを確認してみてください。