群馬県藤岡市内を車で走行中、道の駅を発見したので寄ってみることにしたのですが、この道の駅の敷地内に小学校の廃校舎が建っていました。
今回は、この偶然見つけた廃校「譲原小学校」についてご紹介したいと思います。
探索日:2018年06月
道の駅 上州おにし
今回ふらりと立ち寄ったのがこちらの道の駅「上州おにし」です。
看板には「お食事、おみやげ、3D映画、体験工房」と書かれています。
お食事、おみやげは道の駅の定番。体験工房も分かるのですが…。
レトロを感じさせる駅舎なのに、3D映画なるハイテクなものが見られるなんて!すごい!面白い!
なんて思って店内に入ってみたら3D映画は故障中でした!残念…。
ちなみにこちらの上州おにしの食堂では、近所にある下久保ダムをカレーでイメージした「下久保ダムカレー」が食べられます。
廃校「譲原小学校」
そして、こちらが今回ご紹介する「譲原小学校」の廃校舎です。
こちらの譲原小学校は、1874年4月に開校してから100年を過ぎた頃に統廃合により1975年廃校となりました。現在残っている校舎は1934年に建設されたものです。
1975年に廃校となった後も、当時の在校生(新2年生・新3年生)が卒業するまでの間はこちらの学校に通っていました。
校庭の隅の方に小学校の歴史が書かれた沿革の石碑があります。
校舎は道の駅の駐車場に建っています。
と言うよりかは、校庭が道の駅の駐車場になったと言った方が正解ですね。
なお、道の駅を建設した時に校舎の左半分を解体してしまったそうで、本来であれば昇降口を境に左右対称の建物になっていたそうです。
こちらが昇降口。
校舎の半分は解体されてしまったものの、立派な木造校舎が当時のまま残っています。
昇降口の上には、電話番号が3桁だった頃の名残が残っていました。この表示を実際に生で見たのは初めてだったかもしれません。
外から見た感じでは、この校舎内には職員室と3つの教室のみが残っているように見えました。
校舎の裏側に周ってみました。
一か所だけ突起していたのですが、この部分はトイレか何かでしょうか。
窓枠からニョキっと葉っぱが生えています。廃墟らしい光景。
鬼石町の地形が描かれたマップが置いてありました。
敷地内の片隅にはプールも残っていました。1番から3番までの小さなコンクリート式のプールです。水はすっかり濁っています。
今回の譲原小学校の校舎は、極まれに地域住民のスペースとして活用されているようです。
ネットにあがっていた写真を見ると校舎内は非常にレトロな内装で、当時の机や写真なども残っているようです。機会があれば是非とも内部を探検してみたいと思える廃校でした。
アクセス情報
電車・バスを利用した「道の駅上州おにし(譲原小学校跡地)」までの行き方をご紹介いたします。(最寄駅からのバスについての最新情報は日本中央バスの公式サイトでご確認ください。)
JR高崎線新町駅から「日本中央バス(奥多野線)」を利用して約40分。
1.「新町駅バス停」から「体験学習館マグバス停」まで乗車。
2.「体験学習館マグバス停」からすぐ。
JR八高線群馬藤岡駅から「日本中央バス(奥多野線)」を利用して約30分。
1.「群馬藤岡駅バス停」から「体験学習館マグバス停」まで乗車。
2.「体験学習館マグバス停」からすぐ。
施設情報
- 【名称】道の駅 上州おにし(譲原小学校跡地)
- 【住所】群馬県藤岡市譲原1089-2(地図で見る)
- 【営業時間】9:00~17:00
- 【休館日】毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、12月28日~1月3日
- 【駐車場】大型:5台 普通車:50台(身障者用2台)
- 【公式サイト】道の駅 上州おにし(群馬県)道の駅公式ホームページ