国道299号線で飯能から秩父方面へ走行していると、道路脇に古い学校のようなものが建っていることに気が付きました。
そう私の勘が働いたので、急遽見に行ってみることにしました。
ということで、今回は埼玉県飯能市南川154にある「旧・飯能市立南川小学校」に行ってまいりました。
探索日:2014年04月
1993年廃校「旧・飯能市立南川小学校」
旧・南川小学校は、埼玉県飯能市南川地区にあった小学校で、1874年(明治7年)に創立し、1993年(平成5年)に廃校となりました。
現在は公民館的な役割を果たしていて、ドラマや映画などのロケ地としても使用されています。また、歴史的建物ということもあり、飯能市の指定文化財に登録しようとする活動も行われています。
南川小学校の正門
正門へ続く入り口です。
校庭には公衆トイレが完備されているため案内看板が立っています。
敷地内である校庭には自動車やバイク等の車両は乗り入れることができませんが、歩行者であれば自由に立ち入ることが可能となっています。
校門には車両の進入を防ぐためのの柵とロープが張られていますが、敷地内は公園のような役割をしているので歩行者なら気にせずに入っても大丈夫です。
南川小学校の新校舎
南川小学校には「新校舎」と「旧校舎」の2つの校舎が建っています。
まずは昭和12年に竣工した、こちらの新校舎から見ていきましょう。
新校舎の前には、記念石碑やお馴染み二宮金次郎の像がありました。
卒業制作で作ったと思われる作品が数点設置されていました。
レトロな木造2階建て、美しいですね。
南川小学校の旧校舎
続いて、明治37年竣工の旧校舎を見てみましょう。
こちらの旧校舎は公民館的な使い方をしており、現在も地域の方々が料理教室などで活用しているようです。
飯能市では毎年2月・3月に「飯能ひな飾り展」を開催しています。例年、南川小学校でも旧校舎を使ってひな飾りを展示しています。期間中は旧校舎内に入ることができますので、日程をあわせて見学しに行ってみるのもいいでしょう。
南川小学校の校庭
閉校後に新設された公衆トイレが校庭の隅、旧校舎と横並びになる形であります。
今回初めて南川小学校に訪れましたが、廃校とはいえど比較的きれいな外観で手入れが行き届いているなという印象を持ちました。
今回は日没間際の訪問ということもあって、ゆっくりと見学することができませんでした。また近いうちに、そして明るい時間帯に、再度訪れてみようかと思います。
【交通アクセス】旧・飯能市立南川小学校への行き方
電車と徒歩で行く「旧・飯能市立南川小学校」までの行き方をご紹介いたします。
【ルート①】西武秩父線西吾野駅から徒歩で約22分。
※最寄駅からのバス等の運行はありません。
【ルート②】西武秩父線正丸駅から徒歩で約18分。
※最寄駅からのバス等の運行はありません。
- 名称:飯能市立南川小学校
- 住所:埼玉県飯能市南川154(地図で見る)
- 最寄駅:西武池袋線 西吾野駅 もしくは 正丸駅
- 駐車場:ありません
- その他:校庭のみ出入り自由、校舎内には入れません
南川地区の隣にあったもう一つの廃校「旧・飯能市立北川小学校」
南川小学校と対になっている関係と言ってもいいでしょう。南と言ったら北。
飯能市南川地区の隣にも、同時期に閉校となったもう一つの廃校「北川小学校」がありました。