2018年11月9日(金)、北欧のライフスタイルが体験できる「metsa(メッツァ)」が埼玉県飯能市の宮沢湖にオープンしました。
今回オープンしたのはmetsa(メッツァ)の中でも無料ゾーンにあたる「メッツァビレッジ」で、2019年3月にはムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」のオープンも予定されています。
このムーミンバレーパークは、metsa(メッツァ)の有料ゾーンにあたるテーマパークですが、同じ飯能市内で、無料でムーミン谷の世界観が楽しめる公園が既にオープンしていることをご存知でしょうか。
その公園の名は「トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園」です。
ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソン氏の名前が名称に入っている公園で、正式な承諾を得てオープンした国内初のムーミン谷です。
自然に囲まれた園内には
- ムーミン屋敷
- ムーミン資料館
- 水あび小屋
- 北欧風のカフェ
等が併設されています。
今回の記事では、この「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」についてご紹介したいと思います。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園について
「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は1997年7月に埼玉県飯能市阿須に開園しました。園内は作家トーベ・ヤンソン氏の童話「ムーミン」の世界観が忠実に再現されています。
「平成記念子供のもり公園」として国からの指定も受けており、平日には近くの幼稚園・保育園から園児たちが遠足に訪れ、休日には家族連れやカップル、犬の散歩をしている方などで賑わっています。
開園当初の名称は「あけぼの子どもの森公園」でしたが、2017年6月1日より「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に改名されました。
宮沢湖の「metsa(メッツァ)」開業に伴って、再び注目を集めている公園です。
2019年3月30日より、園内全体のライトアップが実施されています
2019年3月30日(土)より、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園において『森のすみかに灯るあかりー「豊かな闇」を感じる時間 ー』を基本コンセプトとしたライトアップが実施されています。
2019年3月30日以降の土日祝日は、日没から21時まで園内の建物がライトアップされ、幻想的な世界観を作り出します。
ライトアップの風景を中心に撮影した写真を以下の記事にて多数ご紹介していますので、あわせてご覧ください。
ライトアップの実施について
- 【日時】土日祝日限定・日没から21時00分まで
- 【会場】トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園内全体
ムーミン屋敷(きのこの家)
公園の入り口からゆるい坂道を上がっていくと、まず最初に見えてくるのがこちらの「きのこの家」です。
名目上は「きのこの家」と表記されていますが、こちらがムーミン谷でいう「ムーミン屋敷」です。
家の前には、可愛らしい郵便ポストと、面白い形をしたベンチが置かれています。
こちらのムーミン屋敷は2階建てで、実際に中に入ることができます。
まず正面の入り口を入ると、レンガ造りのキッチン&リビングがあります。
そのまま奥まで入ると、家の中央に大きな暖炉があります。本当に使えそうな立派な暖炉でした。
2階にあがってみます。
階段の途中には、ムーミンに登場するキャラクターのセリフが書かれています。
2階にはリビングとベッドやテントなどのミニチュアが展示されています。この上にも階段が続いていましたが、特に何もありませんでした。
写真ではご紹介していない部分もありますが、建物内に入ってみるとどこもしっかりと作られており、空間を上手に使っているようで室内は思っていたよりも広く感じました。
余談ですが、ムーミン屋敷は2000年3月に火災が発生、同12月に修復を経て再オープンしています。
水あび小屋(わんぱく池)
公園の奥まで進むと、池の上に建っている小屋があります。こちらの小屋は「水あび小屋」といい、撮影スポットとして人気の場所です。
小屋の反対側(園内の一番奥)から撮影した写真です。小屋の後ろには、ムーミン屋敷や子ども劇場などが見え、1枚の写真の中にムーミン谷の景色を収めることができます。
晴れている日には逆光となってしまいますが、その逆光を生かした撮影方法でフォトジェニック、いわゆるインスタ映えが狙える絶景ポイントです。
11月中旬には紅葉でオレンジ色に染まった景色も楽しむことができます。紅葉の風景を撮影するのであれば、逆光にならない曇った日に出かけるのがオススメです。
フローフォルム(噴水)と水あび小屋。
遊歩道には、ムーミンに出てくるキャラクター「ニョロニョロ」の可愛らしいベンチもあります。
こちらは…なんでしょうか(笑)
ムーミン資料館(森の家)
ムーミンの資料が展示されている「森の家」です。
壁に「都市公園コンクール 建設大臣賞」のレリーフが飾られています。
中に入ると、ムーミンが誕生したエピソードやキャラクターの紹介、作家トーベ・ヤンソン氏のこと等がパネルで紹介されています。
ムーミンに関する作品も展示されています。
入り口を入ってすぐのところには、ムーミン谷の地図も展示されています。
この建物は2階建てになっていて、2階にはムーミンに関連する本を読むことができる読書スペースになっています。主に、お子様向けの本が多い印象でした。
読書スペースは7席と少し小さな空間です。
見晴らし橋
園内には「見晴らし橋」という少し変わった形をした橋も架かっています。園内の上の方にあるため人目につきにくいのですが、インスタ映えスポットとして人気の場所です。
北欧風カフェ Cafe PUISTO(カフェプイスト)
公園を入って左側に青い建物があります。こちらは、2018年6月1日に新しくオープンした北欧風カフェ「Cafe PUISTO(カフェプイスト)」です。
- プイスト(PUISTO)は、フィンランド語で公園という意味。
- 「人と地域がつながり、ゆっくりと北欧時間が流れる場所」がコンセプト。
店名には『森の中の公園で木と人が集い、北欧の雰囲気に包まれながら誰もがそれぞれくつろいで欲しいという思い』も込められているそうです。
建物は2階建てで、内装は北欧の家具や雑貨で装飾されています。キッズルームも併設されているので、子供連れの方も安心して食事を楽しめます。
メニューは、北欧料理をメインとするも、地元飯能で生産された野菜を使用するシーズナルメニューやブルーベリータルトなどが用意されています。
全てのメニューがテイクアウト可能で、店内のみならず、園内の好きな場所でピクニック気分で食事を楽しむこともできます。
Cafe PUISTO(カフェプイスト)店舗情報
- 【 名称 】Cafe PUISTO(カフェプイスト)
- 【 住所 】埼玉県飯能市大字阿須893-1(地図で見る)
- 【営業時間】10:00〜16:30(L.O.16:00)
- 【公式サイト】CAFE PUISTO
【交通アクセス】トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園の行き方
「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」までの行き方をご紹介いたします。
▼西武池袋線元加治駅から徒歩で約20分。
電車利用の場合は、目的地まで徒歩で移動する必要があります。
※路線バスはありません。
※元加治駅にはタクシー乗り場はありません。
▼車利用の場合
- 圏央道「狭山日高IC」から20分
- 圏央道「青梅IC」から20分
- 関越道「川越IC」から50分
無料の市営駐車場が用意されています。
お子様連れの方は車で来ることを強くお勧めいたします。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の施設情報
- 【 名称 】トーベ・ヤンソン あけぼの子どもの森公園
- 【 住所 】埼玉県飯能市大字阿須893-1(地図で見る)
- 【営業時間】9:00〜17:00(季節によって閉園時間が延びます)
※2019年3月30日より、土日祝日に限り閉園時間が21時00分までに変更となります。 - 【 入園料 】無料
- 【 休園日 】月曜日(祝日の場合はその翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)
- 【 駐車場 】無料(市民体育館・市民球場・ホッケー場と共用)
- 【公式サイト】トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園|飯能市-Hanno city-