群馬県安中市の西毛総合運動公園には壊れて使われなくなったレトロ廃自販機が眠っています。
「自動販売機コーナー 桃山小林」
駐車場の片隅に佇む無人の廃れた建物内に数機の自販機が並んでいます。
規模は小さいですが、今回初めて訪問してみて個人的に気に入ったスポットでしたので、ご紹介いたします。
自動販売機コーナー 桃山小林
夕方の日没間際にうっすらと曇る夕焼け空が、廃的な雰囲気を抜群に引き出してくれています。
いつ頃から営業していたのか等の詳細は不明ですが、今から10年以上前には既にレトロ自販機たちは使われていなかったようです。
建物の屋根部分にあった青い幕も5年ほど前から痛みが激しくなってきたようで、現在は店名が書かれていた幕は既に無くなり、電話番号が書かれている部分も無くなりかけています。
使われなくなった廃レトロ自販機
建物内を覗いてみるとレトロ自販機とは別にドリンクの自販機が2台ありました。どちらも通電していて現役で稼働していました。
そしてドリンク自販機の奥にお目当てのレトロ自販機が3台置いてありました。
さらに奥には業務用の冷蔵庫が置かれているバックヤードも設けられていました。レトロ自販機が現役稼働していた頃はハンバーガー等のストックを保管していたのでしょう。
左から順に「ホットスナック(ハンバーガー)自販機」「カップラーメン自販機」「うどん・そば自販機」が並んでいます。
不良たちのたまり場になっていたのでしょうか。故意か自然か、どれもディスプレイがバキバキに割れてしまって、中身の蛍光灯や配線がむき出しになっています。
今からでも部品取りとして二次使用することはできないのでしょうか。
廃自販機の前には、黄色い森永アイスクリームのベンチが置かれています。
トワイライトタイムも相まってドリンク自販機の明かりに照らされる、レトロ自販機たちの悲壮感漂う空間が現れました。
どこか、世紀末を舞台とした「Fallout(フォールアウト)」のようなゲームの世界に入り込んでしまったかのような感覚です。
自販機が壊れているということに関しては残念ではありますが、昭和レトロで廃れているこの感じが個人的にはグッとくる場所でありました。
廃レトロ自販機の前でポートレート撮影
タイミングを合わせて上手く撮影することができれば、ポートレートのロケ地としても使えそうなシチュエーションでした。
ということで、ポートレート撮影した写真をそれっぽく編集してみました。
どうでしょうか、世紀末感は出ているでしょうか。
【交通アクセス】自販機コーナー桃山小林の行き方
電車を利用した自動販売機コーナー 桃山小林(西毛総合運動公園)までの行き方をご紹介いたします。
信越本線安中駅から徒歩で約13分。
安中駅から約1kmの距離です。
店舗情報
- 【 名称 】自動販売機コーナー 桃山小林
- 【 住所 】群馬県安中市中宿283-4 西毛総合運動公園駐車場内(地図で見る)
- 【駐車場🅿】無料駐車場あり
- 【公式サイト】西毛総合運動公園|施設案内|安中市