「パレオパラドキシア」という恐竜を知っていますか?
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“パラドキシア”は知らないけど “エクスプレス”なら知ってます!!!
![秩父鉄道 SLパレオエクスプレス C58-363+12系客車](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/slパレオエクスプレス2017-800x534.jpg)
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ん?SLパレオエクスプレスの“パレオ”って…!?
そんな未知なる恐竜の存在を知ったのは、埼玉県の秩父地方をフラフラしていた時のこと。
面白そうな珍スポットが無いかと探していたら辿り着きました。
小鹿野バイクの森・アライヘルメットミュージアム
![埼玉県秩父郡小鹿野町](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_01-800x534.jpg)
埼玉県の山奥にある秩父郡小鹿野町では、ライダーが集う町としてバイクで町興しをしていた経緯があり「小鹿野バイクの森」という施設があります。
![小鹿野バイクの森](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_02-800x534.jpg)
小鹿野バイクの森には、ヘルメットメーカーである「アライヘルメット」が運営する「アライヘルメットミュージアム」が施設内に出展しています。
また、同施設内には食堂もあり、バイクのガソリンタンクをイメージした弁当箱を使用した「バイク弁当(大滝食堂)」が名物になっています。
![般若の丘トンネル](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_03-800x534.jpg)
そんなバイカーが集う場所として、近くのトンネルの入り口にバイク関連企業ロゴが掲出されているのですが、そこにひと際目立つタイルアートがあります。
![パレオパラドキシアのタイルアート](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_04-800x534.jpg)
「パレオパラドキシア」です。
リスみたいな小さな目、可愛らしい顔をした動物だなーという印象を持ちますが、なぜ突然この場所にパレオパラドキシアのタイルアートがあるのでしょうか。
般若の丘公園・小鹿野パレオパラドキシア化石産出地
![般若の丘公園 展望台](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_05-800x534.jpg)
小鹿野バイクの森と同じ敷地内には、般若の丘公園という公園があります。「般若(はんにゃ)」というのは、小鹿野町般若というこの場所の住所から。
![般若の丘展望台からの景色](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_06-800x534.jpg)
展望台からは小鹿野の町並みを見ることができるのですが、そんな展望台から反対側を見てみると…?
発掘された2種類の化石を復刻した模型
秩父盆地は今から約1500万年前は海だったこともあり、この一帯からは水辺で生息していたと思われる生物の化石が複数発掘されています。
2016年には「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」として、国の天然記念物に指定されました。
![パレオパラドキシア化石産出地](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_07-800x534.jpg)
パレオパラドキシアもその内の一つで、この付近からも化石が複数発掘されたことから「パレオパラドキシア化石産出地」として公園内に復元模型が設置されています。
![パレオパラドキシアの実物大復元模型](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_21-800x534.jpg)
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タイルアートの顔となんか違う…!!
また、この場所からパレオパラドキシアの他に、サワラの化石も発掘されて、こちらの復元模型もあります。
チチブサワラの復元模型
![チチブサワラの実物大復元模型](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_08-800x534.jpg)
チチブサワラは、約1500万年前にこの地に生息していた全長2メートルほどの巨大肉食魚と言われています。
1984年に化石が発掘され、1994年に新種の化石ということが判明して「チチブサワラ」と命名されました。
見た目は普通の魚ですが、口元には鋭い歯が並んでいたようです。
パレオパラドキシアの巨大復元模型
![親子の様子を再現したパレオパラドキシアの等身大模型](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_12-800x534.jpg)
公園内には、パレオパラドキシアの実物大復元模型が3体設置されています。大人のパレオパラドキシアは、人間の大きさを超え、全長は2メートルほど。
![パレヲパラドキシアは古代の不思議な生物](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_13-800x534.jpg)
パレオパラドキシアの名前には「古代の不思議なもの」という意味があります。
- パレオ=古代
- パラドックス=矛盾
発掘された化石から調べても、いまだ生態など不明な点も多いようです。
![パレオパラドキシアの特徴的な前歯](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_24-800x534.jpg)
パレオパラドキシアの化石は、日本からアメリカ大陸の太平洋側で多く見つかっており、世界で日本が最も多く発掘されています。
日本では約50体が発掘されていますが、そのうちの10体が秩父地域から見つかっています。
![パレオパラドキシアの耳](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_19-800x534.jpg)
一見、カバのような生き物にも見えますが、全く違う生き物なんだそうです。
今回なんとなく、ふら~っと立ち寄っただけだったのですが、とても勉強になりました。
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夜に訪れたら、迫力のある写真が撮れそう…!!
秩父鉄道のSLは「パレオ(パラドキシア)エクスプレス」だった
![パレオパラドキシアと小鹿野町](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_23-800x534.jpg)
冒頭で冗談として言っていたSLパレオエクスプレスですが、もしや!と思い、この記事を編集中に気になったので調べてみました。
同じ“パレオ”同士なにか繋がりがあるのかなー?
そういえば、秩父鉄道にもゆるキャラがいたなーって。
「パレオくん」と「パレナちゃん」。
秩父地域のキャラクター名鑑 – 埼玉県より引用 パレオエクスプレスのオリジナルキャラクター「パレオくん&パレナちゃん」はこの海獣「パレオパラドキシア」のこどもです。 本物の「パレオパラドキシア」はちょっとコワいけど「パレオくん&パレナちゃん」はとってもかわいいキャラクターです。イベントのご案内をしたり、お友達をつくるべく駅にお出かけして秩父鉄道を盛りあげています。
秩父鉄道で活躍するキャラクター | 秩父鉄道より引用
調べてみた結果、パレオエクスプレスの“パレオ”の由来は、やはりパレオパラドキシアでした。
ゆるキャラのパレオくんとパレナちゃんも、パレオパラドキシアをキャラクター化したものでした。
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全く知らなかったな~
【交通アクセス】般若の丘公園・小鹿野バイクの森への行き方
![小鹿野町を見つめるパレオパラドキシア](https://blogs.hauyashi.com/wp-content/uploads/2023/10/小鹿野パレオパラドキシア2023_20-800x534.jpg)
電車・バスを利用した「般若の丘公園」までの行き方をご紹介いたします。
(最寄駅からのバスについての最新情報はバスの公式サイトでご確認ください。)
バスでの所要時間
西武秩父線西武秩父駅から「西武観光バス(小鹿野車庫行き)」を利用して約1時間。
1「西武秩父駅バス停」から「三島バス停」まで乗車。
2「三島バス停」から徒歩約30分。
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バイクか車で行くのがオススメ!
スポット情報
Googleマップに登録されています。「般若の丘公園」もしくは「アライミュージアム」と検索すれば表示されます。
- 【 名称 】般若の丘公園
- 【 住所 】埼玉県秩父郡小鹿野町般若(地図で見る)
- 【営業時間】24時間
- 【駐車場】あり
- 【公式サイト】なし